花粉症

花粉により引き起こされる鼻炎などのアレルギー性疾患の総称を花粉症といいます。花粉症は原因となる花粉が飛散する季節にだけ症状が出るので、季節性アレルギーと呼ばれます。

原因となる花粉の約70%はスギ花粉で、スギ花粉症患者の多くはヒノキ花粉症も合併していますので、スギ・ヒノキ花粉の飛散時期1月下旬～5月上旬頃がスギ・ヒノキ花粉症の季節となります。植物によって花粉の飛散時期は異なり、ほぼ1年中さまざまな植物の花粉が飛散しています。

花粉症の症状

花粉症の代表的な症状は、アレルギー性鼻炎による鼻水、鼻づまり、くしゃみと、アレルギー性結膜炎による目のかゆみ、充血があげられます。このほかに、喉のいがいが感、咳などの症状が現れる場合もあります。風邪の症状とも似ていますが、目のかゆみを伴う場合や2週間以上症状が続く場合は、花粉症を疑います。

花粉症の治療

当院ではアレルギーによる炎症を抑える内服薬、点鼻薬、点眼薬などで行っています。眠気の出にくい薬、より強い治療効果が期待できる薬など、個々の患者さんに合った薬を処方するよう心がけています。院内処方可能ですので、会計時にお薬も一緒にお渡ししております（院内処方できる薬の種類に限りはあります）。

花粉の飛散期間を通して薬を使い続ける必要がありますが、治療を花粉が飛散する時期に合わせて早めに（症状が現れた場合はすぐに）開始すると、つらい症状が軽くなることが期待できます。